慢性前立腺炎
慢性前立腺炎は30代~40代に多く、前立腺炎同様に排尿痛、会陰部や太もも内側の違和感・痛み、頻尿を自覚される症状です。熱は無く比較的症状は軽いが特効薬はなく症状が長引く方もおられるようです。
細菌感染が原因の急性前立腺炎から移行するタイプ、細菌感染が確認できない非細菌性タイプ、細菌感染がなく炎症反応もないが自覚症状はある非炎症性タイプなどがあり、慢性非細菌性前立腺炎や慢性骨盤痛症候群などとよばれています。
慢性前立腺炎に対する当院の考え
原因は様々あると思いますが、当院では大きく3つ
- 血流の滞り
- 筋肉が硬い
- 自律神経の乱れ
の改善が必要なのではないかと考えております。
慢性前立腺炎の治療法
まずはマッサージや軽い鍼灸施術で全身の筋緊張を緩めるように実施。特に脚の筋肉が硬い方が多いので脚のほぐしは念入りに行います。これだけでも症状が緩和する方もいるので通院して頂き経過をみます。
上記の治療で全く症状が軽減しない方には、臀部から陰部神経付近への鍼治療を実施します。この刺激では鍼独特の「響き」というドーンとしたツボにハマったような心地よい感じが会陰部に感じることと思います。鍼治療ではこの響きがポイントになります。